2023/10/19
こんにちは。
ソフトウェア技術部の鈴木春香、略して鈴春です。
業務の一環で、社内の技術コミュニティ運営メンバーと関わる中で、「彼らのコミュニティ活動、アウトプットに対する原動力って何だろう?」と疑問に思ったので、 この度、鈴春が直接インタビューし、ご本人からコミュニティ活動に対するバックグラウンドを聞いてブログにすることを勝手に決めました。
技術が好き、
人が好き、
アウトプットが大事など、 理由は人それぞれあると思います。 ここ数年感じることは、大半は今のコミュニティリーダーが昔から、 交流が好き、コミュニティ活動が好き、理念を大事にしているというわけではないことです。そんなコミュニティリーダーたちのモチベーションの源泉に迫りたいと思います。
なるべくは月一で更新はしていきたいとは思っています。 第一弾は、KDDI SnowVillage コミュニティの発起人の酒徳 哲さんです。 酒徳さんも、最初はコミュニティ活動に対してそこまで積極的ではなく、活動にはあまり重要性は感じてはなかったそうです。 参加者からコミュニティ運営側へ切り替わったタイミングで、仲間ができて、情報共有も活発になり、コミュニティの必要性、楽しさを感じたそうです。
このブログを通して、コミュニティ参加に一歩踏み出せない方が、初めの一歩を歩くきっかけになってもらえればと思っています。
唐突ですね。(笑) ―それが、鈴春クオリティです!
次世代自動化開発本部 オペレーション技術開発部 ビッグデータ基盤Gに所属しており、普段は、データベースの研究開発をしています。
―データベースの研究開発?
はい。 au基地局を監視している人達に便利な技術をつかってもらうため、基地局ログデータの有効活用性、データ分析によってエリアごとの通信量や傾向を洗い出し、改善を追求しています。この研究に、データクラウドsnowflakeを使っています。 【参考】snowflake:https://www.snowflake.com/ja/
―未来の為に、研究開発にお金も力もかけている、素敵な部署ですね。
テンポいいですね(笑) ―はい! そんなに数は多くないですが、KDDI SnowVillage コミュニティがまず一つ。
―例のSnowflakeのコミュニティですね。
そうです。 マーケティング統括本部 ライフデザインプラットフォーム部 データエンジニアリングG の久保 達也さんと、 DX推進本部 KDDIアジャイル開発センター 開発4部 の佐々木 貴美さんと私を合わせて3人で立ち上げたコミュニティです。 ―おぉぉぉ、噂のコミュニティですね!この話は、後ほどゆっくり聞かせてください。 次は、「Creative.hack」ですね。 ―何ですか?そのカッコいいコミュニティは? パーソナル事業本部がリードして運営しているコミュニティです。 「Googleの20%ルール」を参考に、業務の10%を普段の業務とは異なる業務に充てることをしています。 各自で興味があるテーマ(研究対象)を自由に決定し取り組むのが従来の目的ですが、 それだと、ハードルが高いって方向けに、知見者による技術サポートがある初心コースも用意しています。
Web(HTML/CSS/JS)標準を中心としたプロトタイピング、 データ分析と可視化の一連の流れを習得できるハンズオン、 ドローンに関する知識の習得と活用方法の検討、疑似体験などです。 最初は、参加者側で参加していたのですが、運営がかなり大変そうだったので 今は、運営側でCreative.hackに参加しています。 他にも、リーダブルコードを読んでみよう(もくもく会)、Terraform勉強会、 社外では、SnowVillage - Japan Snowflake User Groupなど他多数、時間があれば盛り上げています。 メインは、KDDI SnowVillage コミュニティですけどね!
業務でSnowflakeを使っているからです。(きっぱり) ―(笑)
正直これがは、大きな動機です。 業務で使っていると、最新情報、アイデア、悩みごとなどを誰もが気軽に共有できる場が欲しくなりますよね。 1人で悩むより仲間と情報共有、意見の出し合いをした方が早く解決する場合もあります これは、コミュニティの強みですね。
また、Snowflakeをこれから使いたいって方も支援したいと思っています。 コミュニティの方針としては「データ連携をどこから始めたらいいか分からない」「Snowflakeをどんなことに活用できるか知りたい」が軸としてあります。 活動は、毎週木曜日にオンラインで実施しています。
自分と参加者との温度感が違う気がする。
―これ、鈴春も悩みです。
コロナ禍以降、オンライン開催が主流になったことで参加者の温度感が見えづらくなりました。
―画面オフにしている人も多いですしね。勉強会中ずっとカメラオンにして表情を確認するわけにはいかないですしね。
そうですね。オンラインの場合参加者との気軽なコミュニケーションアイテムがチャットしかなく、チャット投稿が少ないと正直、心細くなりますよ。 ―アウトプットしている側としては、ちょっと寂しいですよね。
なので、KDDI SnowVillageコミュニティでは、リーンコーヒーを導入しています。 参加者がその日話をしたいトピックを付箋に書き出し、聞きたいまたは話したいトピックに投票、その日議論するトピックを決める方法です。 なるべく、参加者同士が交流しやすい環境を意識しています。
引用:リーンコーヒーのすすめ
もう一つ工夫として、通常のコミュニティでは、コンテンツ内容によって、初級者、初中級、上級などを分けたやり方もありますが、KDDI版 SnowVillageでは、元祖SnowVillageに倣ってあえて上級者、初級者関係なく興味があれば参加OKとしています。
上級者と初級者の交流をもっと活性化したい、レベル別でコミュニティを企画していると、どうしても特定の方との交流関係になってしまうから。 あえてオールレベルで上級者が初級者にアドバイス、サポートする体制をとっています。KDDI版 SnowVillageは、仲間を増やしてお互いに成長できる高めあうコミュニティを目指しています。
―素敵!酒徳さんたち運営の熱い想いが詰まったコミュニティですね。
いや、ここ2~3年前ぐらいからですよ!
はじめは、スクラム本のリード会とかからです。そこで、ファシリティや勉強会の企画などコミュニティ運営のノウハウを学びました。参加者からいつの間にか運営側にまわっていました。
この経験で登壇をはじめとするアウトプットやコミュニティ運営は、積極的に参加したほうがいいと感じました。業務で使っているならなおさらです、主体性をもってイベントやコミュニティに参加すると、その技術もコミュニティ活動もどんどん楽しくなります。
アウトプットについて、少し筋トレ的なところもあります。泥臭いし面倒(笑) でも、小さな積み重ねが自分のアウトプット力をつけていきます。 KDDI版 SnowVillageをはじめ、今のKDDI社内には、たくさんのコミュニティがあります。 アウトプットするためのチャンスもたくさんあるので、失敗を恐れずにどんどん挑戦して欲しいと思います。
どうでしたか? 私も沢山のコミュニティに参加、運営してきましたが、 やはり、主体性をもって活動するほうがより沢山の知見を得ることができたと感じています。 ネットで検索したらすぐに欲しい情報が手に入る時代だからこそ、対面での情報交換を大切にしたいと思います。 次回は、マーケティング統括本部 システムマネジメント部の柴田 知弥さんにインタビューしたいと思います。