2023/07/03
こんにちは、KDDIアジャイル開発センター(KAG)の中島(@piyonakajima)です。6月30日と7月1日に開催されたScrum Fest Osaka 2023に参加しました。
##Scrum Fest Osakaについて Scrum Fest Osakaは大阪現地のトラックだけではなく、全国各地からトラックオーナーが集まり、彼らがドラフト指名でセッションを決め、タイムテーブルを組むという形式で進められるカンファレンスです。私は今回、鳥取トラックのトラックオーナーの方から指名を受け、7月1日13時からプレゼンテーションを行うことになりました。基本的にはオンラインでの登壇となるのですが、地域によっては現地での開催も行われています。
##Keynoteについて この年のキーノートは、NTTビジネスソリューションズの太田敦士さんによるものでした。 序盤から大企業で太田さんに依頼があった案件での起きた大変な出来事を大暴露されており、どこまで録画に乗るのかドキドキする内容でした。メーカーや通信会社で新規事業の企画開発を主導してきた太田さんは、 ・中年になると新しいスキルや体力で若い人より劣ってくる ・残るのは「経験」だけ ・そのため必要なことは「全部自分でやれ♡」 という強烈なメッセージを発信しました。 その言葉が強く心に刻まれ、以後離れられないでいます。
"チームにノリをもたらした時にいた『二人目に踊る人』の共通点」" 私が行ったセッションのテーマは、「チームにノリをもたらした時にいた『二人目に踊る人』の共通点」でした。以前「ふりかえりカンファレンス」では自チームで行っている毎日のFun Done Learnについて話させて頂きましたが、Scrum Festでの登壇は今回が初めてでした。 私が過去にチームでノリを生み出した時、必ず存在した「二人目に踊る人」には、次の3つの共通点がありました。 ・未経験の私に一歩踏み込んで成長機会を提供できるサーバントリーダーシップ ・奉仕することが第一だという自然な感情、権力や物欲への執着がない ・自分のプロダクトを持っている、コミュニティでリーダーをしている
セッションの資料を公開してからわずか3日で、インターネット上で広まり、はてなブックマークで400usersを超え、資料のPVが14000回を超える反響を頂きました。多くの人がノリを生み出すことに悩んでおり、それが共感を呼んだのではないかと感じています。 一方で、「私が特殊なのではないか?」というコメントもありました。このノリを生み出す経験にたどり着くまで、どの経験も2〜3年かかりました。それを如何に短くし、ノリを生み出し続けられるかが今後の課題と感じています。
今回の登壇にあたり、大いに参考にしたのは、スクフェス新潟で発表したLAPRASのことねさん(@_ktnyt) のセッション、「「あなたすごい人、私ふつうの人」を乗り越える!経験をプロポーザルにしてみよう」でした。
"「あなたすごい人、私ふつうの人」を乗り越える!経験をプロポーザルにしてみよう"
ことねさんは私のセッションにも来てくれ、Fun Done Learnの歌を一緒に踊ってくれました。他にも沢山の方に資料レビューを頂き無事登壇することができました。この方々も私にとっての「二人目に踊る人」でした。本当にありがとうございました。 また、大阪現地での参加も選択肢にはありましたが、今回は資料作成に協力してくれた家族と打ち上げすることにしました。そのように状況に応じて参加の仕方を変えられるのも、ハイブリッドカンファレンスの魅力と感じています。
まだ見ていないセッションがたくさんあり、それら全てが録画で公開される予定なので、これから一つ一つ見ていくのが楽しみです。また、他のセッションの方と別途時間を取ってお話できたらと思っています。 これからも、一人目に踊る勇気と二人目に踊る人が奉仕できるまでの関係づくりを心掛けながら、会社を盛り上げていきたいと思います。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。