2022/12/19
こんにちは!KDDIアジャイル開発センター株式会社の山田です。
2022年11月27日~12月2日にかけてアメリカのラスベガスで開催された「AWS re:Invent 2022」というイベントの参加報告をお届けいたします!
前々からいつか現地で参加してみたい!と思っていたイベントに今回初めて現地参加することができました。新しく発表された新サービスについては様々なところで記事になっていますので、今回は私の現地で参加したセッションや体験を中心に紹介いたします。
AWS re:Inventとは毎年11月末にラスベガスで開催されるAWSによるクラウドコンピューティングに関する世界規模の「学習型」カンファレンスです。期間中に数多くの新サービスや新機能が発表されることもあり世界中のAWSユーザーから注目を集めるイベントです。
「学習型」カンファレンスと記載されている通り、ただ単に新サービスの発表を聞くだけでなく、Workshopや技術コンテストに参加できたり、世界中から集まるエンジニアと情報交換をする機会が提供されたりなど、体験型のコンテンツが数多く提供されています。
ラスベガスの中心地にある全6つのホテルが会場となっています。マップで見ると近そうに見えますが、一つ一つの会場が大きく端から端まで歩くと一時間程度かかってしまうので注意が必要です。そのため参加者はシャトルバスで各会場間を移動することになります。
ここからは、実際に私が参加したセッションやイベントの中で特に印象に残ったものをいくつか紹介いたします。
CEOやVPからKeynoteの中で毎年多くの新サービスや事例が発表されます。今年も数多くのサービスが発表され、マイクロサービスやイベント駆動アーキテクチャが好きな自分にとってはStep Functions Distributed Map, EventBridge Pipes, Application Composerなどのサービスはとても魅力的で、発表と同時に会場が大きく盛り上がったことも印象的でした。また、開発環境のセットアップやパイプラインの構築を支援したり、DevOpsをより加速させるサービスも発表され盛りだくさんの内容でした。
Workshopは約2時間のハンズオンで、冒頭20分程度で扱う技術や内容の説明が行われ、残りの時間は個人で手順に従い課題に取り組むという形式になっています。ロボットを実際に操作するといったような現地でしか経験できないコンテンツを中心に参加してきました。
他にもGame Dayというイベントにも参加しました。こちらは、4人1組でチームを組み、主催者側から出題されるクエストと呼ばれる課題に取り組み、制限時間内にどれだけクエストをクリアできるかを競うというコンペティションです。チーム戦ということもあり、英語でチームメンバーに相談したりチューターに聞いたりしながら課題を解く必要があるため体力を使いましたが、学びも多く現地参加する場合は参加オススメ!のイベントです。
AWSサービスや技術に関するもの以外にも、ラスベガスの街中を走る5K runというチャリティランや、同時期に開催されていたワールドカップのパブリックビューイングなど世界各国の方と交流を深めることができるイベントが実施されていました。
スポンサーやパートナー企業がブースを出展している展示会場の一画に、各サービスのAWSエキスパートと話すことができるAWS Villageというスペースが設けられていました。普段の開発の中で利用しているサービスの開発者と専門的な話をできたり、改善要望を伝えたりと、こちらも現地参加してよかったと思うポイントの一つでした。
KDDIアジャイル開発センター株式会社では、AWS以外のパブリッククラウドを利用した開発も行っていますが、私自身はAWSを利用したサービス開発が多いこともあり、今回会社の支援のもと現地参加することができ、今まで以上にAWSサービスの理解を深める機会となりました。 今回は、規模や世界中から集まるエンジニアの熱量に圧倒されるばかりでしたが、来年はKDDIアジャイル開発センターの存在感をアピールできる形で参加したい!と思います。