2022/11/02
10月27日、岩手県立大学ソフトウェア情報学部よりご依頼いただき、「プロジェクト実践演習」のカリキュラムの一つとして「KDDIにおけるアジャイル開発の取り組み」と題した講演をさせていただきました。
KDDIは地域共創の取り組み「Te to Te」の一環として、岩手県においてイノベーション人財育成に関する活動を行っており、本講義も広くはそれに属するものとなります。
実は昨年も実施させて頂いていて(こちらのレポート)、ありがたいことに担当教授の堀川先生に本年も、とお声掛けいただきました。
「プロジェクト実践演習」は他大学や連携企業と一緒に実践的な教育を目指したPBL(Project Base Learning)で、以下のような授業内容になっているとのことです。
学生チームが目標を立て独創的なシステム開発を行う実習
学年(院生と学部生58名)や研究室をまたがってチームを構成
研究活動とは異なる視点の自由な発想で提案・開発・評価
アジャイル開発で進め授業週を1スプリントとして12回
良い成果物のチームは外部発表へ選抜
毎週開かれる学生の皆さんの計画ミーティングの前に、様々な企業のエンジニアの方から各社の開発方法について講演を設けているそうで、そのうちの一つとしてご依頼いただきました。 私からは、KDDIにおけるアジャイル開発の歴史から、実際の開発事例および開発以外のアジャイル開発組織としての取り組み内容に至るまでを講演し、その後学生の皆さまとの質疑応答の時間を持ちました。
チームの雰囲気が悪いときはどうするのか?などの実践的な質問に加え、POはどうやって育成するのか?や、KDDIアジャイル開発センター株式会社として子会社となったことでの違いなどについてなど、開発そのものに留まらず組織としてアジャイルにどう向き合っているのかを問うような質問もいただき、皆さんの視座の高さや興味の深さに私も刺激を受けました。
このような優秀な学生の皆さんに選んでもらえるような魅力ある会社にしていかないとなぁと改めて感じる良い機会となりました。