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Agile Japan 2022参加レポート

2022/11/30

KDDIアジャイル開発センター株式会社の中島(@piyonakajima)です。

2022年11/15,16に開催されたAgile Japan 2022に参加してきました!今日はそのレポートをお届けします!

Agile Japan 2022

Agile Japanは日本中にアジャイルの価値を浸透させ、日本の変革を促進することを目指しているカンファレンスです。今回はオンラインにて実施されていました!

今回のテーマは「Social Impact Agile」

日本が抱える複雑な社会問題に対処するためには、アジャイルのアプローチが重要です。

オンライン開催ということもあり、業務の合間に参加させていただきました。すべて参加することはできなかったのですが、特に気になったセッションについてご紹介させていただきます!

プロダクトオーナーが仕事をリードしていく勘所

プロダクトオーナーが仕事をリードしていく勘所

POの支援経験が豊富なwitch&wizards inc.の森雄哉さんと、様々な現場でアジャイルコーチをされている稲野和秀さんが、PO自身、そしてPOと共に仕事をする人にも役立つ「プロダクトオーナーが仕事をリードしていく勘所」についてお話してくださいました。

  • プロダクトオーナーはエンタープライズ系企業でも調整役になりがち

  • プレスリリースを行っても毎月何枚もリリースされているため注目されず、運頼みになってしまう問題がある

  • そのため、PO自身がメディアに取材される活動、消費者に注目されるような活動など新しい事にチャレンジしていく必要

  • 「ヒト・カネ・モノ」がなくてもできることが大事であり、情熱的な振る舞いをしていくことが重要

私の方から、儲からない場合の撤退するタイミングについてお伺いしたところ、

いつまで儲からなくても良いのか、その見込を立てることが重要だということを話されていました。近年、スタートアップを始め資金額が増えており、調達できるのであれば数年間赤字になること自体は構わないとのことでした。(その間にユーザ顧客を獲得することが重要)

感想

現在私は法人のお客様と一緒に新規ビジネスを共創していく業務に携わっています。案件によって私達の中から1人プロダクトオーナーを選出して担うこともあれば、お客様の中から1人がプロダクトオーナーになって頂くこともあります。

様々な組織が関係する中でプロダクトを作ろうとした際、人と人との調整が必ず必要になります。しかしながら、作ったプロダクトの価値を訴求していくにあたっては、調整だけでは不十分であり、プロダクトオーナーとしての意思決定と発信力が重要になってくると感じています。

お二人の話の中で、PO自らが「メディアに取材される活動」「消費者に注目される活動」を発信していくことが重要というお話がありました。私自身、プロダクトオーナーを担う際にはいろんな人に知って頂けるように、様々な方法で外向きに発信していけるように支援してきたいと思います。

私が今携わっているプロダクトについて

実は今私がプロダクトオーナーとなり作っているプロダクトがあります。私は、前述した法人案件ではソフトウェアエンジニアとして携わる一方で、楽しいふりかえりを実現するためのプロダクト「anycommu」(えにこみゅ)のプロダクトオーナーを行っています。もともとanycommuは私達アジャイル開発チームがふりかえりをしやすくするために自分達のために有志で作っていたプロダクトでした。今回、もっと様々な方に使って頂けるように公開しています。

anycommu

以下のITプレナーズさん主催のイベントにて、私達が行っているFun Done Learnと言われるふりかえりフレームワークを紹介します。実際に皆さんと「Fun Done Learn」を体験してもらえるような場を提供しますのでご興味ある方は是非ご参加ください!

「ふりかえり」で、楽しく成果を上げるチームに!Fun Done Learnのススメ

セミナー名:「ふりかえり」で、楽しく成果を上げるチームに!Fun Done Learnのススメ 開催日時:2022年12月13日(火) 20:00-21:00 参加方法:オンライン(Zoomを使用します) 参加費用:無料

スクフェス札幌に参加させていただいた際、Fun Done Learnのうたを(勝手に)発表したところ、お声掛け頂きこのようなご縁を頂きました。(前回の記事はこちら) もしご興味あればご参加頂けると幸いです。