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【ベトナム ハノイ】オフショア拠点に行ってモブプロしてきた

2023/07/10

こんにちは。KDDIアジャイル開発センターの曽田です。

KDDIアジャイル開発センターでは、2014年からベトナムでのオフショア開発を現地パートナーと行っています。KDIアジャイル開発センターにおけるオフショア開発の歴史については以前の記事(3年振りにオフショアメンバーと会ってきた(ハノイ編))でご紹介しています。

我々は定期的にベトナムに訪問し、普段一緒に仕事をしているメンバーと直接会い、関係性の構築を計っており、直近では去年(2022年)の9月に訪問していました。

前回の訪問から1年弱経った6月に再びハノイ訪問をしてきたので、その時の様子をご紹介したいと思います。


出張の概要

6月6日(火)から6月16日(金)の11日間ハノイ市西部のホアラックにあるFPT Software様を訪問しました。今回の出張メンバーは当社社員4名でした。私以外の3名は6月9日(金)で帰国し、そこから一週間は私一人でハノイに滞在しました。

今回の出張の目的は主に2つありました。1つ目の目的は現地メンバーとの人間味のある関係性を築くことです。これは前回の出張時と同じ目的ですが、今回の出張メンバーの4人中3人が初のベトナム出張(私も初めて)であり、改めて現地メンバーとの関係構築をする必要がありました。2つ目の目的は新規プロジェクトのキックオフとして、ハノイチームの皆さんとオンサイトでのモブプログラミングを1週間実施することです。モブプログラミングをすることで、プロジェクトの方針を伝えたり、今後導入予定の技術(React + Typescript)習得のサポートを行うことが狙いでした。


主な活動内容

1.FPTオフィス見学

今回の出張ではFPTハノイ様のホアラックオフィスに訪問させてただきました。このオフィスはハノイから車で40分ぐらいの郊外にあります。 FPTmap 少し郊外という立地もあり、広大な敷地を持っており非常に開放的で素敵なオフィスでした(羨ましい)。 FPT_innner_garden fpt_rice_field fpt_cow fpt_office fpt_entrance fpt_entrance_group_photo両サイド4人が弊社社員です。

2.ドラッガーエクササイズ

前回の出張に引き続き、「人間味のある関係性を築く、そのためにお互いをよく知る」という目的のために、「ドラッガーエクササイズ」というワークショップを行いました。

ドラッガーエクササイズは以下の4つの質問に答えてチームメンバーと共有することで、お互いの期待値を合わせ、メンバー間のチームワークを醸成させることが期待できます。

  1. 自分は何が得意なのか?
  2. 自分はどうやってチームの成果に貢献するつもりか?
  3. 自分が大切に思う価値は何か?
  4. チームメンバーは自分にどんな成果を期待してると思うか?

druger_excercise_overview druger_excercise_kbos druger_excercise_kac 日本側の社員も自身が所属するチームのワークに参加させていただきました(2枚目中央の黒い服が私です)。一緒にワークをさせていただいた結果、チームメンバーそれぞれの個性や考え方を深く理解することができ、僕自身のこともチームメンバーに知ってもらうことができたと感じました。また、ハノイチームのメンバーは日本のメンバーともっとコミュニケーションを取りたい(仕事以外のことも含めて)と思ってくれていることがわかりました。このことについて嬉しかったのと同時に、今後はさらに密なコミュニケーションができるような仕組みを考える必要があると感じました。

腕相撲による言語を超えたダイレクトコミュニケーションも。。。 druger_excercise_arm_wrestling

3.新規プロジェクトキックオフモブプロ

kbo_mob_programming 出張の後半、私は一人ハノイに残り新規プロジェクト参加チームとのモブプログラミングを一週間行いました。一週間一緒に開発をすることで、プロジェクトに導入予定の技術(React + Typescript)習得のサポートや方針の共有を行うことが狙いでした。実際モブプロを始めてみると、チームの皆さんが事前にReactの勉強を進めていただいていたこともあり、こちらでレクチャーしたのは最初だけでほとんどを自力で進めることができていました。そのため今回の私の仕事はモブプロを見守りつつ、プロジェクトの開発方針に沿った実装となるように随時共有することが主でした。 このモブプロを通して気づいたことは、チーム間での意見や話し合いなどが非常に活発に行われているということでした。今まで通訳の方を通してコミュニケーションをとっていたため、チーム全体としての意見や結論を受け取っているのみで、それに至るまでの過程を見ることはありませんでした。実際に現地で一緒に開発をすると、開発中によくコミュニケーションを取り合っている様子を確認することができ、ハノイチームへの信頼感を深めることができました。


今回の出張を終えてみて

今までSlackのアイコンしか情報がなく、”画面の向こうの誰か”と仕事をしている気持ちでした。しかし今回の出張を終えると、それぞれのSlackのアイコンの裏に知っている顔が浮かぶようになり、いち個人と対話をしているということを意識できるようになりました。

今まで文字ベース、通訳を通してのコミュニケーションだけではわからなかった雰囲気やメンバーの人となりがわかり、非常に有意義な時間を過ごせました。今回の出張で築けたハノイチームとの関係性を足掛かりに、今後の業務でもさらに密な連携を目指し、できればいつかもう一度チームのみんなと会いたいと思います!


ハノイ番外編1

ハノイはカフェがとても充実していました。wifi、電源はほとんどのカフェで利用できますし、座席もソファー席も多く、雰囲気も非常におしゃれです。だらだら2、3時間いても特に問題なさそうだったので、ハノイに滞在する際は1日くらい何もしない日にして、こういうカフェでおしゃれにchillするのはどうでしょう。 hanoi_coffee1 hanoi_coffee2

ハノイ番外編2

休日や仕事終わりにチームメンバーの皆さんとたくさん遊んでもらいました。 ハノイチームの皆さんのおかげでとても充実したハノイ出張となりました。本当にありがとうございました!! kbos_hangout1 hanoi_hangout_bike kbos_hangout2 kbos_hangout3